料理上手への近道!これ1本で味が決まる秘密
2026/3/18「お酒とみりん、両方入れるのはなぜ?」と思ったことはありませんか? 実は、お酒は「味を染み込ませる」、みりんは「照りと甘みを出す」という別々の役割があるんです。
そこでおすすめなのが『味の母』。 なんとこれ、贅沢に「日本酒」を造ってから、さらに米を糖化させて作る唯一無二の調味料。 日本酒の浸透力と、お米の優しい甘みが1本にギュッと詰まっています。
使い方は簡単。レシピの「お酒+みりん」を、これ1本に置き換えるだけ! 冬の寒い時期にしか仕込めない、職人こだわりの味。煮物がプロの仕上がりになりますよ。
「味の母」は、一般的な「本みりん」や「みりん風調味料」とは一線を画す、「日本酒」をベースにした発酵調味料です。

| 種類 | 主な原料・製法 | 特徴 |
| 本みりん | 焼酎(または醸造アルコール)に米・麹を漬け込む | アルコール約14%。酒税がかかる。 |
| みりん風調味料 | 水飴、ブドウ糖、香料など | アルコール1%未満。安価だが「酒」の効果はない。 |
| 味の母 | 日本酒を造り、さらに米・麹を加えて糖化させる | アルコール約10%。塩を加え「飲めない」ようにして酒税を回避。 |
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2. 製造のこだわりと独自性
- 日本酒から作る: 焼酎に漬けるのではなく、一度「日本酒」として発酵させてから、さらに米(うるち米)を加えて糖化させる「二段構え」の製法です。
- 冬季限定の仕込み: 夏場は発酵が早すぎて味が安定しないため、冬の寒い時期に1年分を集中して仕込みます。
- 手作業と補修: 50名ほどの小規模な体制で、機械化しつつもホーロー容器の補修など、職人による維持管理を大切にしています。
- ルーツ: 戦後、台湾で醤油やお酒を造っていた技術を応用して昭和27年に誕生しました。
3. 料理における最大のメリット
- 「酒」と「みりん」の役割を1本で果たす: 通常、煮物には「浸透を助ける酒」と「甘み・照りを出すみりん」の両方を使いますが、味の母は日本酒ベースなので、これ1本で両方の効果が得られます(お酒1:みりん1 = 味の母1)。
- 味が染み込みやすい: 焼酎のアルコールは分子が大きく熱に弱い(すぐ飛ぶ)ため、表面の照りには向きますが、味を芯まで染み込ませるには日本酒のアルコール成分が適しています。
🔍 補足:なぜ「お塩」が入っているのか?(酒税法の背景)
「国税庁への申請」や「2度手間」という部分は、非常に重要なポイントです。
- 1.5%の塩の壁: 日本の法律では、アルコール分が1%以上あっても、塩などを加えて「飲用に適さない(不可飲処置)」状態にすれば、酒類ではなく「食品(発酵調味料)」扱いになります。
- 価格の秘密: これにより、日本酒と同等の品質でありながら、1リットルあたり約100円〜200円かかる酒税を払わずに済むため、高品質なものを手頃な価格で提供できています。お話の中にあった「国税庁への申請」や「2度手間」という部分は、非常に重要なポイントです。
製造免許取得が難しいのは現在もなんですが、以前は小売店が酒販免許を申請取得することも難しかったという事情もあります。製造側、小売り側双方に酒税に関するしがらみから解放されるというメリットしかなかったという点も大きかったということもあります。
🎯 営業担当者の「ここが推し!」ポイント
- 唯一無二の製法: 他社が真似しようとしても、この「日本酒造り+糖化」のバランスとノウハウ(環境やタイミング)は再現が難しく、特許が切れた今でも独自性を保っています。
- さっぱりした甘み: もち米ではなく「うるち米(普通のご飯)」を使うことで、濃厚すぎない、キレのある甘みを実現しています。
- プロも認める品質: 有名なお寿司屋さんや、かつては著名な文化人(吉田類さんなど)の間でも話題にのぼるほどの「知る人ぞ知る」調味料です。

「味の母」は、お酒の「浸透力」とみりんの「旨み・照り」を併せ持っているので、生姜やきのこのように「風味を活かしつつ、芯まで味を染み込ませたい」料理には最高の相棒です!
営業さんも仰っていた「お酒1:みりん1 = 味の母1」の法則を活かした、シンプルで失敗しないレシピをご紹介します。
1. 万能調味料「生姜味の母(しょうが・あじのはは)」
これを作っておくと、お肉を焼く時の「生姜焼きのタレ」や、冷奴のトッピング、お湯で割って「生姜湯」としても使えます。
材料
- 生姜(すりおろし、または刻み):100g
- 味の母:200ml
- 醤油:100ml(甘めが好きな方は80mlに調整)
作り方
- 鍋に味の母を入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせて軽くアルコールを飛ばします。
- おろした生姜(汁ごと)と醤油を加え、弱火で2〜3分フツフツと煮詰めます。
- 清潔な瓶に入れて保存。冷蔵庫で2週間ほど持ちます。
ポイント: 日本酒ベースの「味の母」が生姜の辛味をまろやかにし、お肉に絡めた時に驚くほど柔らかく仕上がります。
2. 自家製「濃厚なめ茸」
市販品よりも「きのこの味」が濃く、ベタベタした甘さがない、上品な味に仕上がります。
材料
- えのき茸:2袋(約400g)
- 味の母:大さじ4
- 醤油:大さじ3
- 酢:大さじ1(味が引き締まり、保存性もアップします)
作り方
- えのきは石づきを落とし、2〜3cmの長さに切ってほぐします。
- 小鍋にえのき、味の母、醤油、酢をすべて入れます。
- 中火にかけ、混ぜながら煮ます。えのきから水分が出てきたら、弱火にして5分ほど煮詰めます。
- 全体にトロミが出て、水分が少なくなったら完成です!
ポイント: えのきの細胞に「味の母」のアルコールが浸透するので、短時間でも中までしっかり味が入り、冷めても美味しいです。
💡 営業担当者直伝(?)のコツ
営業の方が「熱に強い日本酒ベース」と仰っていた通り、これらのレシピを煮る際、「味の母」は最初から入れて大丈夫です。じっくり加熱することで、お米由来のさっぱりした甘みが引き立ちます。
