深みある芳醇な味わい
奥播磨の山里にある小さな蔵元が、国産有機大豆と小麦を伝統の吉野杉木桶で仕込んだ有機JAS認定醤油。
木桶仕込み特有の深みある芳醇な味わいと、有機原料ならではの体にいいものを食べる安心感を兼ね備えるために、職人の手間暇をおしまず作り上げた蔵元の自信作。
原材料 : 有機大豆(国産)、有機小麦(国産)、食塩
保存方法 : 直射日光を避け常温で保存。開封後は冷蔵庫で保存してください。
賞味期限 : 2年
<ポイント>
「昔ながらの技法」と「安心で安全な原材料」と「木桶」で本物の醤油を未来につなげます。
★生産場所について:兵庫県奥播磨多可郡
冬は雪が積もり寒く夏は暑い、醤油の製造に適した場所で製造。
蔵のまわりは一面田んぼで酒造米山田錦の生産地です。仕込み水は清流杉原川の伏流水を使用。
★原材料は国産有機大豆・国産有機小麦。食塩は天日塩。
★木桶熟成
★FSSC22000を取得
生産者紹介
足立醸造 兵庫県多可郡多可町
スローガンは「時代は有機へ」
ムソーブランド商品の開発・製造において、弊社が指針とする7つの基本姿勢の3に「発酵食品・伝統製法の推奨」があります。
醤油の開発は、まさにこの基本姿勢をかたちにする仕事です。新しいムソーブランドの醤油は、いい意味で既存の商品と差別化できる醤油にしたい。
そして、やるなら絶対に有機醤油にしたい。さまざまな条件に最も合致したのが足立醸造です。1889年(明治22年)の創業以来、木桶と天然醸造にこだわって醤油や味噌を醸造。
「時代は有機へ」のスローガンを掲げ、製造する85%以上がオーガニック醤油です。
2022年、オーガニック醤油の需要増に対応するために新蔵「オーガニック醤油熟成蔵」を建設、吉野杉の容量6千リットルの木桶を20本新調しました。
ムソー「木桶仕込み有機濃口醤油」は、国産の有機丸大豆、国産の有機小麦、オーストラリア産天日塩を原料に、この新蔵で2024年3月に仕込んでいただきました。
木桶で醸造するということ
醤油造りの要は、大切な順に「一麹(麹づくり)、二櫂(もろみの撹拌など熟成管理)、三火入れ(仕上げの加熱)」とされますが、麹づくりから瓶詰めまで自社で一貫製造する醤油蔵は、兵庫県では数社のみです。
「大豆の蒸し具合、小麦の炒り具合から気を配って自社で製麹することで、僕らオリジナルの味が出ます」と足立学さん。
約3日かけてできた麹を杉の大桶に移して塩水と合わせると、もろみの中で乳酸菌や酵母菌が働き始めます。
ここから発酵熟成の段階です。「木桶は先人が編み出した究極の発酵容器。木桶と天然醸造が造り上げる味は、まろやかで優しさにあふれています」。
加温せず添加物も加えず、ぷちぷち音を立てて発酵するもろみに必要最低限の櫂を入れ、自然のままに熟成させます。
奥播州の酷暑の夏と氷点下の冬を超えたもろみが仕上がったら、昔ながらの方法で搾ります。
「一日目、二日目は自然垂れを集め、三日目からは圧をかけて一週間かけてじっくり搾ることで、雑味のない醤油が生まれます」。静置して澱を下げ、火入れして完成です。
いつも隣にいてくれる醤油
1本めの「木桶仕込み有機濃口醤油」は3月上旬に搾りの日を迎えます。
「毎日いろんな場面で使える醤油を意識して造りました。
開封したときの香り、塩味と旨みのバランスがよく、お料理の素材になじんで使いやすいと思います」とのこと。ぜひお試しください。